
ダイヤモンド電極
金属電極は水電解の活性が高すぎるため、酸素以外の物質の合成、分解に必要な高い酸化力がありません。
酸化鉛、酸化チタン、酸化スズなどの電極は、酸化力は高いものの、安定性に乏しく毒性を有するなどの欠点があります。
化学的安定性に優れたダイヤモンドは、電気を流せず電極として利用することはできませんが、窒素やホウ素を含有させることによって、
電気伝導性を発現します。シリコンやニオブ、カーボンなどの基体上に、CVD法によって導電性ダイヤモンドを形成したものがダイヤモンド電極です。
ダイヤモンド電極はその化学的安定性のため、これまでの電極では得ることのできなかった広い電位領域、
特に貴の電位域で安定に作動することが確認され、従来の電極では高効率化が困難であった多くの反応
(オゾン水生成、フッ素ガス生成、廃水処理など)への応用も報告されています。
当社はドイツ・CONDIAS GmbH社及びスイス・Adamant Technologies社の、導電性ダイヤモンド電極の販売を行っております。