CSR

CSRページ開設にあたって

当ページご来訪有り難うございます。

当社設立50周年目前という時期を契機に、当ページを「環境・社会貢献」から「CSR」に衣替致しました。これは、この作業に携わった有志らが“CSR”は“環境・社会貢献”とどう異なるか、CSRとは何か、それはどうして当社に必要かという理念レベルから議論した“一応”の結果です。

例えば、“我が国は法の支配が行われるクニである”、“私達は善き企業市民の一員である”などと胸を張る場合、それはその発言時の一応の状態を指すだけで、十年後、一年後は分かりません。その状態を維持するため不断の努力を怠ると、すぐさま“我が国は法治国家である”とか“私達は不祥事を起こすようなブラック企業ではない”という程度に成り下がってしまうと言えるほど維持が難しいものだと思います。むしろ努力・試行錯誤の継続・プロセスそれ自体が民主主義・法の支配の定義と言い得るのと同様に、当社も“CSRを不断に意識する企業”でありたいと思います。

当社が、世界の産業界のGame Changerとなった「夢の不溶性金属電極」の供給という志を胸に日本の後期高度成長時代真っ只中の1969年に創設され、水俣病発生による水銀パニック等を背景に制定された各種公害規制法の施行をバネに発展してきたという出自・歴史に鑑み、当社は生まれながらのCSR企業と自負しております。確かに日本のCSRの出発点も実は公害問題のようです。しかし出自だけを自負するのは哀しいだけでなく、上記のようにCSRを意識し続ける企業だけがCSR実践企業の名に相応しいと思います。また時代・社会の変化に伴って可変的であるCSRもその後公害から人権・労働・環境といった内容にシフトしています。当社はその来し方においてCSRである的な空疎な自負心が徒となって善き世間の期待からズレてしまっていないだろうか、実は単に“反社会的勢力ではない会社”に堕落してないだろうかという内観です。比喩的には社会レベルで動的平衡する分子の一つでありたい、そういった意識を社内で共有したい、これが当ページ衣替の主な狙いです。

肝心なCSRとは何かについては実のところよく分かりません。しかし少なくとも、“情けは人のためならず”、という言葉の「情け」を「CSR」に置き換えても通用するであろう何かである、と私達は考えています。ステークホルダー満足は勿論それ以外の他者も幸せを感じること、社会の要請に応えることを通じて、当社グループの全員が自らを高め幸せを感じることができる原因となる何か、ともいえるでしょう。

以上のようにこの衣替は自分自身への約束・グループ全社員との認識共有が主目的であり、しかし同時に決して独り言ではなく対外的にコミットすることで自らを律することを目論む、社会・地域へのコミットメントです。当ページを訪れて下さった方々に対する人前式の誓いとも言えます。尤も、誓いというと少し大袈裟で、概ね平素当社が特に気負うことなく自然に実践していることを当たり前に公表しようというのが実のところです。ただ、同時にこれを機に今まで実践してこなかった新しい取組へのチャレンジもあります。それは理念の形骸化を回避し、当社の具体的な事業活動方法を定期的に理念から鳥瞰し検証するため、CSR推進のための社内体勢を確立し、PDCA的プロセスを組織的に履践しようという試みなどです。

「電気化学できれいな地球環境づくりに貢献」という当社の旗は最先端の電極・電解技術という旗柱で掲げられCSRという気流を受けて誇らしく空高く旗めいている。恰もこう観取することで、光輝く個人を増やし、地域社会の多様性溢れる持続的な発展に貢献したいと思います。

( *冒頭の写真;当社の非常用貯水池 毎年カルガモの雛が誕生し、紅葉の季節までには元気に巣立っていきます。
  末尾の写真;米国アラバマ州・マサチューセッツ州の食塩電解プラント DSA®電極の世界で最初の実用化 )

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